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 神戸市内を中心にセミナーを開催して参りました一般社団法人日本精神分析的自己心理学協会(JFPSP)ですが、2020年度は東京・神戸にてセミナーを開催予定です。第1回は東京・四谷三丁目にて、ジャッキー・ゴットホールド博士(NY主観性研究所/IAPSP国際自己心理学会児童思春期部設立者)をお招きし、通訳付きのセミナーを開講致します。
 その形態において、日本のそれとは趣を異にするアメリカの児童・思春期臨床を体験する機会として、また子どもの病理だけに注目せずに常にセラピストの影響性を視野に入れて治療に臨む間主観的姿勢に触れる場として、私どものセミナーに足をお運び下さい。

JFPSP自己心理学協会公開セミナー部補佐
 荻野 基介

※コロナウイルスの影響により、2/28日時点で本セミナーを当初の方法では開催しない運びとなりました。ご登録頂きました皆さま、ご関心をお寄せいただきましたみなさまにお詫び申し上げます。現在、インターネット会議室を活用する方法への切り替えを準備しています。確定次第、新しい方法での開催をお知らせ申し上げます。今暫くお待ちください。
日 時  2020年4月12日(日)  11:00~17:30 (開場 10:30〜)
会 場  タイム・シェアリング四谷B(東京都新宿区四谷3-9第一光明堂ビル9F)
テーマ  「間主観性理論から見た子どものセラピー〜大人の精神分析との共通点と違い」

講 演  11:00 ~13:00 「思春期についての私論:臨床的視座から」
講 師  Jackie Gotthold, Psy. D.(ニューヨークIPSS主観性研究所)
 
内 容  思春期の臨床実践とは? この言葉が独特の神秘的雰囲気を醸し出すのはなぜでしょうか? この発表では、思春期の混乱と大きな変化の概念を再定式化し、思春期発達と現代の精神分析的アプローチの臨床実践を考えます。間主観性システム理論、愛着理論、関係/自己心理学といった視座を統合することで、思春期発達の課題とその臨床的影響について再考していきます。発表では、ひとつの臨床例を紹介する予定です。臨床的視座からの思春期理論の統合とはどのようなことなのか、臨床例を通して説明していきます。
 
指定討論 青木紀久代(真生会/白百合心理・社会福祉研究所)
司 会  貞安 元(慶應義塾大学/IPPサイコセラピー・プロセス研究所)
通 訳  富樫 公一(甲南大学/栄橋心理相談室/ニューヨークTRISP自己心理学研究所)
     葛西 真記子(鳴門教育大学)

講義の振り返り  14:00 ~15:30
担 当  小泉 誠(甲子園大学)・中西 和紀(あいせい紀年病院)
※14:00〜15:00は、前半の講義に関する疑問点、感想などをフロアと共に共有します(Gotthold講師の登壇はありません)。15:00〜15:30は、Gotthold講師に疑問点について討論いただく予定です。

グループスーパーヴィジョン  15:30 ~17:30
講 師  Jackie Gotthold, Psy. D.
事例提供 原田 美知枝(広島市SC)
通 訳  富樫 公一・葛西 真記子

参加費 (1) 大学院生(修士課程・博士課程前期・専門職学位課程)…4,500円
    (2) JFPSP訓練研究所正規訓練生…4,000円
    (3) JFPSP研究グループ会員…5,000円
    (4) その他守秘義務を有する専門家…6,500円
※「その他守秘義務を有する専門家」とは…医師、臨床心理士、教師、看護師、PSWなど、守秘義務を負う資格を持ち、現在臨床現場で現に心理臨床活動を行っているか、またはその指導に当たっている専門家を指します。あるいは、そのような専門家になるための訓練を受けている方も含みます。

※本セミナーは臨床心理士資格更新のための研修ポイント(参加者は2ポイント)への申請を予定しています。ポイントを取得するためには、午前・午後すべての出席が前提となります。


ニューヨークIPSS主観性研究所ファカルティ/スーパーヴァイザー/訓練分析家
ミネソタMCPP現代精神分析研究所ファカルティ/スーパーヴァイザー
IAPSP国際自己心理学会会員/評議委員/児童・思春期部会設立者
IARPP国際関係精神分析学会会員/児童思春期グループ運営委員
アメリカ心理学会39部会セクション2(児童・思春期精神分析)会員/運営委員
ニューヨーク州個人開業精神分析家(児童・思春期・大人)
 
ゴットホールド博士は米国内外で多数の臨床発表、理論発表を行い、児童・思春期に加え、大人の精神分析の書籍、論文を多数手がけている。